準備をしよう〜2

今回は、「目的を設定する」、お話をします。

 

みなさんが洋書を選ぶとき、何らかの理由があるはずです。

新しいビジネスアイデアを見つけたい、最新のビジネス理論を吸収したい、専門分野の知識を深めたい、といった漠然とした理由で、洋書を手に取るはずです。

あるいは、お気に入りの著者のシリーズということで手に取るかもしれません。

次のステップでは、より具体的に、洋書を読む目的を考えて見ましょう。

この作業をすることで、効率的に洋書が読めるだけでなく、洋書を読み進めるモチベーションを固めることができます。

言う間でもなく、洋書を読む、ということは日本語の本を読むよりも手間のかかる作業です。きっちりとした目的がないと、途中で読むのが面倒になり、やめてしまいがちです。ですから、最初に具体的な目的を自分自身に確認しておくことが大切なのです。

 

さて、2回目のニュースレターでご紹介したとおり、まずは手に取った洋書の「アウトライン」=概略を把握します。

 

この時にマインド・マップを利用すると有効だ、というお話をしました。

この作業の中で、あなたが選んだ洋書の中身がある程度イメージできたはずです。

そのイメージをもとに、次の質問を自分自身にしてみましょう。

私はこの本から何を手に入れようかな?

なるべく具体的でカンタンな目的をいくつか書き出すと良いでしょう。
 

例えば、

「〜の分野で、自分の知っている知識と同じ事を言っている部分を3つ以上みつける」

「〜の分野で、自分の知らない知識を5つ以上見つける」

「自分のビジネスに活かせるヒントを3つ以上見つける」というような目的でOKです。
 

目的を決めたら、これもマインドマップにしてみましょう。

新しい紙を用意して、真ん中に洋書のタイトルを書きます。

その周りに、今決めた目的を書いておきます。

 

洋書を読んでいる最中に、何か見つけたら、すぐにここに書き込んでいきましょう。

目的を決めることで、意外と多くの発見をすることができるはずです。