単語力がないと洋書は読めない?

「語彙が足りないから、私は洋書が読めない」と思ったことはありませんか?

 

実は、ネイティブ・スピーカーが本を読む時、通常、全体の60%〜80%をしか理解していない、という調査の結果があります。

 

つまり、日本人の私たちが、内容を一字一句、100%理解する必要は、まったくないと言うことです。リラックスして、まずは知っている単語を探してみましょう。

 

☆わからない単語がでてきたらどうする?

洋書を読むと、すぐにわからない単語が出てきます。

そんな時、あなたならどうしますか。

 A.分からない言葉を無視して読み進める

 B.だいたいの意味を予想してみる

 C.辞書を引く

 

一番のお薦めは、B.です。

新しい単語全てに対して辞書を引くのはお薦めできません。辞書を引くことで、思考が中断してしまう、読むのが遅くなり、全体的な意味を捉えにくくなるからです。

 

新しい単語の意味ばかりにとらわれると、読んでいる内容についての思考がストップし、すでに読んだ内容を忘れがちになるのです。

 

多くの場合、文脈からその単語の意味を予想できます。

その答えに自信がなかったとしても、読み進めましょう。読み終えて、それでも意味のわからない単語があり、調べる必要があると感じるときに辞書を引くとよいでしょう。

 

余談ですが、洋書の全単語のうち、重要な意味合いを持つ単語は4〜11%にすぎない、という結果もあります。ほとんどの場合、その単語をとばして読み進めても支障はない、ということを忘れないでください。

The Solutions Focus: The Simple Way to Positive Change (People Skills for Professionals)